インフルエンザ菌の効力と寿命について

インフルエンザに感染すると熱が出て、風邪の症状がひどくなります。また、インフルエンザの場合は、他の人に感染しやすいので、仕事や学校を休む必要が出てきますので、感染しないように注意する必要があります。インフルエンザウイルスに感染しないようにするための方法として、効果的なのは予防接種をするという方法です。
この予防接種では、インフルエンザ菌をわずかですが、体内に入れることによって、ウイルスに対する免疫機能を高めるということを目的として行われます。では、実際にどのくらいの予防ができるのかというと、確率としては60パーセントから70パーセントくらいであるといわれています。このように100パーセント予防できるわけではありませんから、予防接種を受ければ安心というわけではありません。しかし、たとえインフルエンザに感染したとしても、予防接種を受けていれば、症状が重症化しにくいといわれていますから、なるべく予防接種は受けておいた方がよいということになります。
気になるのは、予防接種の効力がどの程度まで続くのかということになりますが、効果の持続時間としては、一般的に5か月程度考えられています。インフルエンザは毎年12月ごろに始まり、1月から3月にかけてピークを迎えることになるので、逆算して考えると、12月までには予防接種を受けておいた方がよいということになります。また、インフルエンザの予防接種をしてから、すぐに効果が現れるようになるわけではなく、予防接種をしてから、1週間から2週間くらいにかけて抗体がつくられ、そこから効果を発揮するようになります。ですから、場合によっては、予防接種をしても間に合わずにインフルエンザに感染してしまうということもあります。

インフルエンザウイルスと薬

インフルエンザの原因は、インフルエンザウイルスに感染する事で発症するウイルス性の感染症であり、感染後数日の潜伏期を過ぎると突然38~39度を超える高熱に見舞われ、全身の怠さや関節痛、筋肉痛、頭痛などの風邪様相が発症します。
インフルエン感染は、正常な細胞の中で遺伝子情報を複製する為に必要な栄養素の確保しウイルスの増殖を行います。感染細胞内で増殖したウイルスは、ウイルスノイラミニダーゼのサポートで体内に解放され、複数の未感染の細胞で増殖を繰り返し急激に症状を悪化させます。
インフルエンザの治療薬としては、タミフルやリレンザが知られていますが、エボラ出血熱に有効とされるアビガンも注目されています。
タミフルやリレンザは、感染細胞内で増殖したウイルスの拡散を阻害しウイルスの増殖を抑制するノイラミニダーゼ阻害薬であり、タミフルは体内のインフルエンザウイルス死滅させる効果が無く、症状の悪化を遅らせる効果があるとされていますが、解熱剤や抗生物質などの対症療法が施される場合がほとんどです。
インフルエンザウイルスは、遺伝子情報のミスコピーが多いウイルスである事に加えて、1日に数十万回~100万回以上の増殖を繰り返す為に人間の数百倍~1000倍の確率で突然変異を起こすされ、タミフルやリレンザに対する耐性を持つインフルエンザウイルスが問題視されています。
アビガンは、ウイルスの増殖に必要な遺伝子情報の複製を阻害するRNAポリメラーゼ阻害薬であり、インフルエンザウイルスの型によらず有効とされ、複数のウイルス性の感染症への転用が期待されています。
又、今年の予防接種は、A型2種類とB型1種類の3価ワクチンから、B型の山形系統が加えられた4価ワクチンが用意しています。

インフルエンザ治療薬のメカニズム

インフルエンザ治療薬は複数ありそれぞれ成分が違いますが、作用機序は似たものが多く、インフルエンザウイルスを抑制する効果となっています。もともとインフルエンザ治療薬はウイルスを殺す効果はなく、増殖を抑える作用によって、発症後48時間以内の服用か、ウイルスの増殖を抑えるために予防薬として使うためのものです。
ウイルスが既に増殖してしまった後の服用では、ほとんど効果がないため、初期症状のうちに早期の診察を受けることが大切です。インフルエンザウイルスは感染すると、体内に入り込み標的となる宿主細胞の表面に吸着します。
そこから細胞内部へと侵入し、ウイルスからRNAという遺伝子情報をM2タンパク質を使って細胞内へ放出します。この過程を脱殻と言い、M2タンパク阻害薬と呼ばれる治療薬がこの脱殻を阻害します。
また細胞内に放出されたRNAは、ウイルス遺伝子合成によって複製を始めますが、RNAポリメラーゼ阻害薬がこの複製を阻害する効果があります。
さらに複製されたRNA遺伝子は細胞の外へと遊離し、ノイラミニダーゼと呼ばれるタンパク質を使って移動しますが、ここでノイラミニダーゼ阻害薬を使って増殖するのを抑えます
。この作用から48時間以内に治療薬を服用することで、ウイルスの増殖を抑え、インフルエンザの期間を短くして症状を緩和させます。効果は薄いですが48時間後の服用でも、これ以上のウイルスの増殖を抑えて解熱、痛みを取り除くなどの作用もあるため、診察を受けるとインフルエンザ治療薬が処方されます。
またインフルエンザ治療薬を使っていると変異した耐性ウイルスが生まれるため、今度の治療のためにも新たな治療薬が必要となります。
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インフルエンザB型とは?