インフルエンザと湿度の関係(症状や潜伏期間)

毎年インフルエンザのA型とB型が主に、寒い時期が近づくにつれ流行し出します。
寒い季節になると風邪も同時に流行るので、検査をしないと判断が難しい場合も多く、風邪と思い込み感染を拡大させてしまう恐れもあります。

特に大流行するインフルエンザA型は感染すると、くしゃみや咳などの局所的な症状よりも、急激な38~40度の高熱と共に悪寒や頭痛、関節痛などの症状が全身にあらわれます。
風邪の場合、鼻水は初期に出始めますが、インフルエンザに感染した場合は後期に良く出るようになるのも特徴です。

最近は、インフルエンザに罹っても熱が出ない、もしくは微熱で済んでしまう事もあります。
予防接種を受けていたり、風邪薬や解熱鎮痛剤を服用している事で一時的に熱が下がっている場合もあります。
また、インフルエンザB型に感染するとA型と同じような症状が出ますが、熱は高く上がらずに下痢や吐き気など消化器系に症状が出ると言う特徴を持っています。

インフルエンザA型とB型の潜伏期間に違いは?

A型とB型の潜伏期間に違いは無く、他のウイルスよりも期間短い1~3日間が一般的です。
インフルエンザウイルスは他のウイルスよりも、増殖スピードが速いと言う性質を持っているからです。
ただし、潜伏期間は個人差があり16時間程で発症する場合もあれば、5日ほど潜伏期間がある場合もあります。
インフルエンザの潜伏期間中の自覚症状は殆ど無いです。
発症してから気付く事が多いです。

潜伏期間中も、発症する1日前から感染力を持つ様になります。
知らないうちに人にうつしてしまっている可能性がある事から、感染拡大の原因にもなってしまいます。
インフルエンザの検査が行えるのは発症してから12時間以降でないと反応が出ない可能性がありますので、疑わしい症状があらわれた場合は、外出を控えて様子をみるようにしましょう。

両方の症状は殆ど同じですが、B型は下痢や吐き気など主に消化器系の症状が出ます。
熱もA型みたいに高熱が出る事は少ないのが特徴です。

湿度の管理でインフルエンザ予防!

インフルエンザウイルスは寒冷乾燥を好み、高温多湿を嫌います。
乾燥状態が続くと喉や気管支の防御機能が低下しやすくなる為、インフルエンザウイルスが体内に侵入しやすい状態になります。
乾燥しやすい冬の季節は、室内で加湿器を上手に行う事で、ウイルス感染を予防する事ができます。

湿度が高いほど空気中に含まれる水分量が増加します。
また空気は、温度が上昇すると空気中に含む事が出来る水分量も多くなる体質を持っています。
なので、暖房を付ける時は同時に加湿器を行うと良いでしょう。
濡れた洗濯物を室内干しにするのも効果的です。

一般的にウイルスは湿度が50%よりも低いと活性化してしまいます。
逆に60%以上ですとダニやカビが好む環境を作り出してしまい、アレルギーの原因にもなってしまいます。
窓ガラスや壁に結露ができない程度に加湿をしましょう。
冬の室内環境の湿度は50%くらいで、室温は18~22度くらいを保つと健康にも良い環境が作れます。
インフルエンザウイルスの感染力が低下する環境に近い状態にもなります。
注意したいのは湿度が40%を下回らないようにする事です。
湿温度計を使って上手に調節しましょう。

同時に1~2時間毎に1回、換気をする事で汚れた空気を交換すると一層効果的です。
汚れた空気は器官や粘膜を傷つけ、ウイルスへの抵抗力を落としてしまいます。
インフルエンザの感染者が同室に居た場合、くしゃみや咳をするとインフルエンザウイルスは2~3時間、部屋の中で漂っている状態になっています。
こまめな換気を一緒に行うことが大切です。

湿度を管理する加湿器の定期的なお手入れも必要です。
知らないうちにタンク内に細菌やカビが繁殖している可能性があると、インフルエンザ予防する筈が、他の病気を引き起こす可能性もあります。
水の交換は忘れずに毎日行う事が大切です。